普通の会社員が
元金30万から1億円、稼いで気づいた株式投資3つの誤解

<記事全体の読了時間:約9分>

「どうか今日は自分が買った銘柄の株価が騰がっていてくれ・・・」

確信を持って買った銘柄の株価が今日も下落している

こんなはずじゃなかったのに・・・

毎日増えていく含み損でトレード資金と生活費さえも溶けていく中、「この先、生活していけるのだろうか?」とさえ思っていた私がライブドアショック、リーマンショックや東日本大震災などの暴落があった激動の10年間で元金30万円を1億円にして気づいた株式投資の3つの誤解をお話したいと思います。

今回お話する3つの誤解は株式投資の本質的なお話ですので、過去に合ったような大暴落の時でもあなたの大切なお金を守る盾となり、これからの10年で資金を100倍以上にもしてしまう剣にもなりますので、集中できる環境でお読みいただければと思います。

まず最初に私からあなたに伝えたい事は"投資"と"トレード"の違いについてです。あなたがもし、投資とトレードの違いを、呼び方が違うだけで同じものだと思っていたのであれば、あなたの大切なお金を全て失ってしまうほどの危険な勘違いをしている可能性があるので、最後まで必ず読んで下さい。

あなたの大切なお金を守るため、そして資産を増やし自分自身の理想のライフスタイルを手に入れるために大切な株式運用の本質的な要素をお伝えします。

<この章の読了時間:約3分>

1."投資"と"トレード"の明確な違いが説明できますか?

基本中の基本なのですが、株の本を読んでも、明確に定義してあるものは見当たりません。「投資とトレード」あるいは「投資と投機」とも言いますが、私はトレードと呼んでいます。あなたは、投資もトレードも呼び方が違うだけで、同じものだと思っていませんか?たとえば、1年後の株価が分かるとして、大幅な値上がりをしている株なら、何をしても儲かると思っていませんか?

もしそうだとしたら非常に危険です。それは「投資」と「トレード」を区別しないまま、自分の資金を投入していることになるからです。では「投資」と「トレード」、その違いについて今からお話をしますので、読んでください。

最初に結論から言います。

投資というのは、価値に資金を投じる行為です。トレードというのは、価格に資金を投じる行為です。

もう少し噛み砕いて表現するならば、企業価値に焦点を当てるのが投資です。現在の株価に焦点を当てるのがトレードです。これ以外の要素は、枝葉末節以外の何者でもありません。

それでは、それぞれをさらに詳しく説明します。

まずは投資の方から。投資は、よく中長期投資などと言われますよね。数年単位の長いスパンで見ることが多いです。

長いスパンで見なければいけないと言うわけではないのですが、短いスパンで企業の価値がすぐに反映されることが少ないので、比較的長期の視点が必要になってきます。ただし、時間軸が長いから投資だと言うわけではありません。あくまでも、資金を投じる人の焦点が「価値」に向いているのか、そうでないのかが判断基準です。

投資では、安い株を見つけてきて、高く売るというバリュー投資と言われるものがありますよね。また、成長余地の高い企業に目をつけて、今のうちに資金を投じて置くという、グロース投資と言われるものもあります。

いずれにしても、株価に反映されていない、その企業の「価値」に焦点を当てていることは間違いありません。本来の価値、もしくは将来の価値に比べて、現在は「安い」と判断しているわけです。

今、株価にはまだ反映されていない「価値」というものに資金を投じて、その価値が反映されるまで見守っていると言う点で、農耕的なイメージと言ってもいいかもしれません。誰にも見向きもされていない土地が、肥沃な土地なのかどうかを調べ、種を蒔き、芽吹きを待ち、晴れの日も雨の日も、じっくりと果実が大きく育つまでじっくりと見守る。そしてその後、誰よりも大きな果実を手にすることが出来る。そんなイメージで間違いありません。

その投資に対し、トレードとはどのようなものなのでしょうか?次はトレードの説明に移ります。

トレードで大切なことは、企業の価値ではありません。企業の価値という視点は、トレードには関係ありません。

トレードで大事なのは、現在の株価です。現在の株価が全てです。

どういうことなのか、詳しくお話します。

株価チャートというものを見たことがあると思います。チャートは、時系列でならべた株価の集合体です。一瞬一瞬で動く株価の値動きを、視覚的に見やすくしたものがチャートです。

さて、それでは株価は何故動くのでしょうか?

参考までにひとつ適当なチャートを持ってきました。

このチャートは全体を通して右肩上がりになっていますね。

ということは、株価が上昇しているということなのですが、小さな波の上下を繰り返しながら右肩上がりになっているのがわかりますよね。

では、その波は何故できるのでしょうか。

なぜまっすぐ直線にならずに波を打つのでしょうか。簡単なことですが、意外と答えられない質問かもしれませんね。

聞けば当たり前のことなのですが、そこに人間がいるからです。チャートは、時系列でならべた株価の集合体と先ほど言いましたが、本質的には、チャートは、時系列でならべた心理の集合体なのです。

あなたが見ているチャートや、取引画面の向こう側には、同じように利益と幸せを願っている数百人、数千人の人間がいるのです。そしてそれぞれの人たちが、自分の判断で、これからその株が上がるか、下がるか、需給を考えて、売買を繰り返しているのです。

チャートというのは、言い方を変えれば、その銘柄に注目している、生身の人間の心理が表れたものだといっても過言ではありません。では、「トレードでは現在の株価が全て」というのはどういう意味なのでしょうか。

さきほどの投資は企業の価値を判断し、お金を投じるという行為に対して何が違うのでしょうか??

ここで、もう一度チャートを見てください。

たくさんの人間の心理が、一つ一つのローソク足を形作っているのだとしたら、あなたには、このチャートがどのように見えますか?

画面の向こうにいる、さまざまな思惑の人の声が聞こえてきませんか?チャートと言うのは、株価の値動きの集合体なのですが、味気ない機械的なものなのではなく、とても人間くさいひとつのストーリーなのです。

そして、トレードというのは、人間心理が作り上げる波の行き先を、確率で予測する行為そのものです。

株価が今現在の株価までどういう動きをしてたどり着いたかを分析し、その中にあるパターンを発見したとします。そのパターンの時は、次の瞬間株価が上にいくことが多いということならば、買いでエントリーする。逆ならば、売りの判断をする。

そこにあるのは、企業の価値ではありません。常に目の前にある株価だけです。判断基準は、その企業が何をしているか?ではなく、現在その企業の銘柄を売買している生身の人間が、何をどう判断するか?という心理のみです。チャートのパターンは、人間の心理パターンと言うわけです。

そのため、もちろん100%期待したとおりに動くわけはありません。エントリーした次の瞬間は、株価がどちらに動くかは分かりませんから。

しかし、過去の動きからある程度の方向を予測をし、それを積み重ねることによって利益を出していくのです。 なぜ、過去のデータ、過去のパターンが有効かと言えば、人間の心理というのは、昔も今も一緒だからです。

先ほど投資は農耕のイメージであると言いましたが、それに対して、トレードは狩猟的イメージだといえるでしょう。

今そこには無い未来の果実がどうなるか?ではなく、すでに目の前にある獲物を捕らえるために自分がどう動くかを考える。トレードにおいて、よく「勝つ」「負ける」という表現が使用されるのも、このような狩猟的イメージから来るのかもしれませんね。畑を耕していて「勝つ」などという表現はしませんから。

現在は、投資とトレードがゴチャゴチャになっている人が多いために、何をしているのか分からない人が多いようです。あなたは大丈夫ですか?

投資でしたら、企業の価値に焦点を当てて、その価値が表に表れるのを見守るべきですから、トレードのように、同日中に売買が終了することは、まずありません。

トレードで、たとえばデイトレードなどをするなら、企業価値の要素は無視してもよいです。株価の動きを観察し、自分がここだ!と思った株価に入ってきたらエントリーをするのです。

まずは、投資とトレードとは、見るところが全然違うということを理解してください。

あなたが株式市場に資金を投じるときには、「投資」を行おうとしているのか、トレードを行おうとしているのかを、自分の中で整理してから行うべきです。そうでないと、どうなったら資金を引き上げるのかが決まってきません。

この「投資」と「トレード」の違いだけ分かっているだけでも、あなたが他の投資教育教材を見たときに「これは投資の話をしている」「こちらはトレードの話をしている」と判断できます。あなたにとって必要なエッセンスだけを絞り出して吸収することが出来ます。

また、もし証券マンにある銘柄を薦められる事があったとしても、投資を薦めているのかトレードを薦めているのかを質問できます。証券マンの中にも、売ることに必死になりすぎて、投資とトレードが混乱したまま薦めてくる人もいます。もしあなたがそのような証券マンに出会ったら、優しく教えてあげてくださいね。

投資とトレードの違いがわかると何が変わるのか?

例えば長期投資というのは、利回りでいえば、年利20%が続くようならば、すごく良いほうです。

年利回り20%

あなたにとって、この利回りは高いですか?低いですか?

元本1億円の人ならば、1年後に2000万円が入ってくるわけですから、悪くないリターンといえるかもしれません。

しかし、元本100万円、あるいは1000万円くらいの人にとっての年利回り20%は、20万、200万というリターンです。個人的な見解ですが、私はより多くの自分の時間をかけてもいいので、より多くのリターンを得たいと考えています。

トレードであれば、年利回り20%をはるかに上回る利回りを出すことも可能です。正しく学習すれば、利回り100%、あるいは300%程度のリターンも十分可能になるのです。

年利回り100%ということは、一年で資金が2倍ということです。300%というのは、約4倍です。

このように投資とトレードの違いを知ることで、自分の目指すライフスタイルに合わせて最適な手法を選ぶことが出来るのです。

いま世に出ているほとんどの投資教材は、あなたにインスピレーションを与えてはくれますが、あなたにお金そのものを与えてはくれません。

まとめ

投資とトレードは全く別物である。

企業価値に焦点を当てるのが投資であり、現在の株価に焦点を当てるのがトレードである

この違いをしっかり認識してくださいね。

実際に投資とトレードの違いを理解してどのような手法を選べば株で勝てるようになるのか?ブログでは伝えられないお話もレポートにまとめています。

投資とトレードの違いや株のプロの思考を学ぶ気があるのであれば、89万人以上に読まれている無料レポート「株式トレード8つの誤解」をメルマガ登録をして手に入れてみて下さい。あなたの株式トレードを1つ上のステージへご案内します。

そして2つ目、盲目的に、いえ、もはや常識だと思っている人がいるほど信じられている大きな間違いがあります。

「銘柄が良ければ株で儲けられる」

銘柄さえよければ株で儲けられるというのはもはや常識のように浸透しています。

実はこの間違った常識こそが、あなたの大切なお金を危険にさらしてしまうとても大きく危険な落とし穴なのです。この違いにいち早く気づいて間違った判断基準を正し、利益を積み上げられるトレーダーになってください。

<この章の読了時間:約3分>

2.銘柄がよければ儲けられる??・・・

投資に関していえば、企業の価値を判断するわけですから銘柄は非常に重要な要素です。

しかし、トレードに関していえば、銘柄そのものはあまり重要ではありません。強いて言えば、ある程度の売買代金があるということと、あなたがその銘柄に集まってくる人の心理を読み解くことができやすいか?ということだけが問われます。

たとえば、あなたはこの意味が分かりますか?

私は、1円円安になると利益が10億円上乗せされ、近年、高値更新している自動車会社の株を空売りで儲けています。

また、破綻が懸念されていた航空会社の株を、暴落の最中、買いでエントリーして利益を出すことも出来ています。

企業価値でいえば、つまり投資の観点でいえば、円安の恩恵を受けて上昇している輸出関連株は買いでエントリーする方が多いでしょう。しかし、空売りで利益を出すことも可能です。

破綻が懸念されている企業は、投資的視点でいえば資金を投下するに値しないことが多いです。急落している最中で、買い方で利益を出した人はきっと数少ないでしょう。しかし、その両方で利益を出すことは可能です。

なぜか。

それは私がトレーダーだからです。

トレーダーにとっては企業価値は重要ではありません。現在の株価と、そこに集まる人間心理が全てだからです。私が儲けられるルールにピッタリと来た銘柄がたまたま輸出関連と破綻懸念銘柄だったというだけの話です。

たとえば、電力関連株についてちょっとお話をしましょう。あの震災以降で株価が急落しました。

しかし、私は買いでエントリーし、利益を出すことができたのです。つまり、買った値段よりも高い値段で売るこができたということです。急激に株価が急落したのに、買った値段よりも高く売れるのか。

これがなかなか見えてくるまでは分からないのですが、投資とトレードの区別がついたあなたならば、よく分かる話でしょう。これは私のトレードではありませんが、上手くトレードした場合の例になります。 これは東京電力の日足チャートです。

このように、企業の価値が下がり、株価が急落しても、その中でも上下の波があります。ですから、企業価値が落ちて、一般には買う人はいないような銘柄でさえも、買いでエントリーして利益を出す事が可能になるのです。

ちなみにこれは日足ですが、私が実際にトレードで利益を出したときはもっと細かい時間軸でみていたことも一応付け加えておきますね。

ここで私が言いたいことは、盲目的に信じられている、「株で儲けるには銘柄が大事」ということは、投資にはあてはまりますが、トレードをするなら重要ではない、ということです。

しかし、株雑誌なんかを見ていると、本当にゴチャゴチャになっていますから、混乱してしまうのも無理はありません。

あなたはこの違いを明確にしてください。そうすれば、何に注目すれば良いのかが分かって、無駄がなくなりますから。トレードでは、企業の価値よりも、株価の動きそのものが大事なのです。

くどいようですが、トレードにおける銘柄選びで大事なことは、銘柄の企業価値の良し悪しではなく、あなたが儲かる値動きのパターンが現れているかどうかです。

大事なので、さらに図を使って説明したいと思います。あなたが図のようなパターンで儲けることが出来るとします。

119円で買う前に、図のような形の山が2つ並ぶと、次は上昇に向かうことが多いというパターンをあなたが見つけたとします。

もしそうだとするならば、あなたはこのような値動きをする集団心理のパターンへの感度が高いと言うことになります。もちろん、そこで利益を出している回数にもよりますが、もしこのパターンが、あなたの利益に繋がるものなのだとしたら、このような値動きをしている銘柄を探し出せばよい、ということになります。

また逆もしかりです。

あなたは、既に様々な銘柄で「なんとなく」売買をしているとします。その売買履歴を見てみると、その中に何故か理由がわからないけど、利益がうまく出ているものと、そうでないものとがあることでしょう。

数回程度の売買履歴では分からないと思いますが、もしその中に共通して利益を上げているパターンがあったとしたら、それはあなたにとって、あなただけの得意パターンなのかもしれません。共通して損失を出しているパターンを見つけられたとしたら、次からの売買で気をつけるべきことが浮かび上がってくるかもしれません。

あなたの心理と、その銘柄に参加している他の人の心理。そこに流れるパターンを意識して、コントロールできるようになれば、利益が出せるようになると思いませんか?

まとめ

トレードで儲けるためには企業価値は一切関係ない。株価が全てである。あなたが利益を出すためには、あなたにジャストフィットするチャートパターンを見つけること、それだけなのです。それを満たす銘柄であれば何でもよいのです。

あなたが自分自身の必勝パターンを見つけたいのであれば、89万人以上に読まれている無料レポート「株式トレード8つの誤解」をメルマガ登録をして手に入れてみて下さい。あなたの必勝パターンを見つけるためのヒントをまとめさせてもらいました。


次のお話は勝率についてお話します。

勝率が高ければ儲かるに決まってる!

もし、あなたがそう思っているのであれば、あなたの大切なお金を全て失ってしまうような人生の危機ともいえるような場面に直面する可能性があります。この間違った判断基準を正す事で、あなたがトレードで"利益"を出す確率は大幅に上昇します。

少し長文になりますが最後までお付き合い下さい。

<この章の読了時間:約3分>

3.勝率99%でも資金を半分にしてしまう勝率に隠れた恐ろしい理由とは・・・?

あなたは知っていますか。勝率99%のトレードがあったとしても、結果損失がでてしまうという事実を。個人的には「勝率」という言葉自体、あまり好みではないのですが、他に適当な言葉が広まっていないため、ここでは分かりやすくするために使います。

さて、ここに勝率99%のトレードルールがあるとします。100回トレードをしたら、99回が利益で1回が損失のルールです。

特に初心者に多いのですが、「勝率が高ければ儲かる」、「勝率が低いと儲からない」。そう思っている人が多いようです。これは大きな間違いです。

勝率が高いのが悪いと言っているのではありません。利益の出る確率が高い方が、低いものよりも良いのは間違いないです。しかしその勝率よりも、もっと大事なものがあるのです。

ではまず「勝率が99%でも損をする」という話を、極端な例で説明します。

勝率99%という数字は、100回売買した時、99回利益を出しているという数字です。しかし、その利益の大小は考慮されていません。0.1%の利益でも、10%の利益でも、同じ1回です。

話を単純にするために、0.5%の利益を99回連続で出すと、元本100万円が163万円になります。この時点で勝率99%ですよね。これは複利で計算し、全てのトレードに全額を投入した場合のお話です。

この時点では63万円の利益です。ところが、最後の一回で、暴落が起きたとします。暴落時には、現実の株式市場でも、株価が一気に半分になることもザラです。つまり163万円が一気に81.5万円になってしまうということです。

すると、勝率は99%なのに、元本100万円から比べて18.5万円の損失が出ているのです。これは、極端な例ではありますが、実際に起きる出来事です。

そして、概して勝率の高いルールであればあるほど、損失が出る時には、大きくダメージを負ってしまうものが多いのです。

これを読んでいる方の中にも「コツコツと利益を出す確率は良いのだが、損失を出すときには大きく穴を開けてしまう」という方は、多いのではないでしょうか?そのような方は、勝率にこだわっている傾向があるはずです。あなたは大丈夫ですか?

もう一度言いますが、勝率が高いのが悪いという話ではありません。私がここで強調したいのは、利益を出す確率よりも、もっと重要な要素がある。ということです。

ではその重要なこととは何か?

それが期待値と呼ばれるものです。

期待値の説明の前に、ひとつクイズを出します。一瞬で、どちらが儲かるか即断してください。

①勝率は90%、1回100万円のトレードで、儲かるときは常に2万円儲かる。ただし損をするときは20万円マイナスのトレード。これを10回繰り返したとき。

②勝率はわずか10%、1回100万円のトレードで、損をする時に1万円マイナス。ただし儲かるときは20万円プラスになるトレード。これを10回繰り返したとき。

どちらが儲かるか分かりますか? その差はどれくらいだと思いますか?勝率に目を向けていると、迷ってしまう問題だと思います。

では答え合わせです。

勝率どおりに10回のトレードが全部済んだとすると、

①はマイナス2万円、②はプラス11万円

勝率90%の方が損をして、勝率10%の方が利益を出しているのです。②と即断で答えることができたあなたも、これほど大きな差があるとは思わなかったかもしれませんね。

これが「勝率」に隠されてしまっている、数字の怖さです。

①の例のように10回でマイナス2万円になるトレードということは、-2万円÷10回=-2,000円一回のトレード毎に2,000円の損失が計上されていくとも言えます。つまり、あなたがこのトレードルールに従うということは、毎回損を出しているのと同じだということです。

勝率は90%なのに、期待値からみると、実は損していたということです。

では②例のように10回のトレードで、プラス11万円になるトレードは、一回あたりにすると11万円÷10回=+1.1万円 つまり1トレード毎に1万1千円のお金が殖えていく計算になるのです。勝率は10%なのに、負けている間も、実は1トレード毎に利益が積みあがっていっていると考えることができるのです。

本来はもうすこし複雑ですが、単純化して話をしているので、本質をとらえてください。

これを1トレード当たりの期待値といいます。

私や、本当に利益を続けているトレーダーが気にしているのは、勝率ではなく、期待値の方です。

自分のルールを見直すときも「期待値を上昇させるためには、どのように見直せば良いのか?」という事に焦点を合わせます。その結果、勝率が高くなることは歓迎ですが、本末転倒にならないように気をつけなければなりません。

期待値がプラスのルールというのは、いうなれば繰り返せば繰り返すほどお金が殖えるということです。

つまり、期待値がプラスで、トータルで利益が出るルールがあれば、あとはそれをただただ繰り返すだけなのです。

ルールを繰り返すだけでお金が殖える。これを洗練させて、膨大な過去の検証を行なったものが、システムトレードの本質的部分と言えます。システムトレードの本質的部分を理解していると、システムトレードを謳っている教材を見たときに、それが学ぶに足る教材なのか、そうでないのかも瞬時に判断できます。

まとめ

勝率は関係ない。期待値が大事。

あなたのトレードの期待値を上昇させるためのヒントをこっそりレポートにまとめておきました。、89万人以上に読まれている無料レポート「株式トレード8つの誤解」をメルマガ登録をして手に入れてみて下さい。あなたの期待値を上昇させるヒントがたくさんあるはずです。

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