株の学校ドットコムは株式投資に取り組む全国の個人投資家800人を対象に、今年4月の「トランプ関税ショック」が、その後の株取引に与えた影響についてアンケート調査を実施しました。
本調査に関するプレスリリース
- 【個人投資家800人の意識調査】トランプ関税ショックで3割が慎重に。ただし、20代は積極的に株を売買
- 【個人投資家800人の意識調査】トランプ関税ショックによる心理的影響は? ストレスゼロの理由は「配当」「優待」
【調査概要】
- 調査対象:全国の株式投資に取り組む個人投資家
- 調査人数:800人(男性399人、女性401人)
- 調査期間:2025年6月28日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査主体:株式会社トレジャープロモート
年代 | 男性 | 女性 | 計 | % |
---|---|---|---|---|
20代 | 58 | 54 | 112 | 14.0% |
30代 | 59 | 57 | 116 | 14.5% |
40代 | 73 | 70 | 143 | 17.9% |
50代 | 80 | 79 | 159 | 19.9% |
60代 | 64 | 66 | 130 | 16.3% |
70代以上 | 65 | 75 | 140 | 17.5% |
全体 | 399 | 401 | 800 | 100.0% |
投資経験 | 男性 | 女性 | 計 | % |
---|---|---|---|---|
1年未満 | 23 | 27 | 50 | 6.3% |
1〜3年未満 | 49 | 48 | 97 | 12.1% |
3〜5年未満 | 60 | 77 | 137 | 17.1% |
5〜10年未満 | 81 | 94 | 175 | 21.9% |
10〜20年未満 | 86 | 77 | 163 | 20.4% |
20〜30年未満 | 86 | 69 | 155 | 19.4% |
30年以上 | 14 | 9 | 23 | 2.9% |
全体 | 399 | 401 | 800 | 100.0% |
Q1. 2025年の株式投資に対するストレスの大きさを0〜10の数値で表すとどれくらいですか?
ストレス度 | 男性 | 女性 | 計 | % |
---|---|---|---|---|
0(ストレスは全くない) | 46 | 38 | 84 | 10.5% |
1 | 9 | 8 | 17 | 2.1% |
2 | 40 | 25 | 65 | 8.1% |
3 | 43 | 55 | 98 | 12.3% |
4 | 23 | 33 | 56 | 7.0% |
5 | 81 | 94 | 175 | 21.9% |
6 | 53 | 50 | 103 | 12.9% |
7 | 58 | 48 | 106 | 13.3% |
8 | 25 | 27 | 52 | 6.5% |
9 | 3 | 6 | 9 | 1.1% |
10(ストレスが極めて大きい) | 18 | 17 | 35 | 4.4% |
全体 | 399 | 401 | 800 | 100.0% |
Q2. (前問の回答について)そう感じる理由を教えてください。 また、ストレスを大きく感じた出来事や売買があれば教えてください。
*回答の一部を抜粋引用しています(原文ママ)
- トランプ大統領による関税政策やイラン・イスラエルによる戦争等不透明な状況は続くものの、今までも同様に不透明な状況を経験してきたため、冷静に考えられているため。また保有している銘柄の値動きが穏やかであることも、ストレスを感じにくくなっている要因と考えます。
- 長期保有で優待と配当を楽しみにしているので、値上がりや値下がりはあまり気にしていない。大幅に下がったときは買い時だと思っているが、その時に買い増しする資金がなくて、預金を解約しようか迷ってある内に買い時を逃してしまったことはストレスだった。
- 資金を動かしているから、それが上がり下がりがあれば、ストレスと感じるのは当然の事だと思います。基本的にデイではないので、大きなストレスはありません。ただ、時に世界情勢で揺れ幅が多い時があるので、その際はストレスを感じます。
- 下がっても長期的に保有すれば、いつかは戻る、上がると思うので、ストレスはさほど感じない。 東日本の震災の直前に、震災被害が大きかった銘柄を購入してしまったので、その時は流石にあぜりました。 未だ戻っていません。
- 今年は長年保有の株をそのまま保有している状態だけで売買はなかったのストレスというほどの ものを感じることはなかったが、国内や世界の不安定な状況が続いているため、株価の乱高下が 気になることはあった。
- 中々回復せず未だマイナスが多いです、毎月1回は銀行に出向いて行員さんと話しをして教えてもらうのですが少し良かったと思うと次は下がったり、和かな顔になれませんもう諦めて別の物にするか悩んでいます。
- ここ数年のコロナ、円安、世界情勢等色々なことがあってなかなか投資する状況でないので現在は静観状況、よって株価が上がった、下がったということで一喜一憂することもなくストレスもほぼ無い。
- 高買い安売りが続くと嫌になるし、ここだと勝負を掛ければ外される。こういう類のイライラは良くあること。最近では、高値が付いているのに玉が無いというストレスを感じる。
- ローリスク・ローリターンで投資しているので株値の上下にストレスを感じることはあまりないが、塩漬けになりかけている銘柄の損切りを考えると若干のストレスを感じる。
- 株価が下がっていると、命を削られているかのような強いストレスを感じます。株をはじめてから、疲れやすい体になってしまい、さらにはイライラするようになりました。
- 初めて購入したころは失敗も有りましたが今は安定しているのであまりストレスは無いです。これから先暴落があっても自己責任で仕方がないと考えています。
- ストレスとは何か、負けること・含み損を抱えること? 思い通りにならない事、投資とはそれを理解して行う事なのでストレスを私は感じることはない。
- 最近の取引は日経のレバレッジものを売り買いしているだけなので 日経平均を見て売買できるので 今のように乱高下する法が売り買いがやりやすいから
- 色々なトラブル・変化・アクシデントに備え資産を3タイプに分けているので ある程度のストレスは残り3分の2の存在に救われる
- 株価が下がると多少気になりストレスが全くない訳ではないが 日頃からそこまで株を意識している訳ではないのでそこまでストレスは大きくない
- 株式相場の乱高下も大したことがないと思料する。平成10年前後の金融市場の不安定から生じた株式相場からすれば楽勝パターンと思います。
- 日々の株式の変動に心わずらされていたら、何にもできなくなるかもしれないので、もうけは少なくとも分散投資、小額投資を心掛けている。
Q3. 今年4月のトランプ関税ショック以降、株取引にどんな影響がありましたか?(複数回答)
取引への影響 | 男性 | 女性 | 計 | % |
---|---|---|---|---|
投資の戦略や方針を変えた | 46 | 34 | 80 | 8.0% |
手がける銘柄が変わった | 45 | 33 | 78 | 7.8% |
売買により慎重になった | 76 | 90 | 166 | 16.7% |
売買により積極的になった | 44 | 29 | 73 | 7.3% |
今は売買をやめている | 56 | 89 | 145 | 14.6% |
積み立ての金額を増やした | 31 | 29 | 60 | 6.0% |
積み立ての金額を減らした | 10 | 17 | 27 | 2.7% |
積み立てを停止した | 8 | 9 | 17 | 1.7% |
その他 | 1 | 2 | 3 | 0.3% |
特に影響はない | 177 | 168 | 345 | 34.7% |
Q4. 2025年の株式市場について今後どのような展望をお持ちですか? また、それに対して、どんな取引を行いたいと思っていますか?
*回答の一部を抜粋引用しています(原文ママ)
- 臨機応変。と、言うのは簡単ですが、今の世界情勢、トランプの政策(米至上主義)を、的確に乗り切るのは事実上、不可能だと思います。本当に、中国と米国が衝突した場合、読み切れない状態です。世界情勢も同様です。動けば撃たれ、動かなければ撃たれ、非常に緊迫した状態だと思いますし、2025年後半は、混乱・激動・カオス的になると思います。仮に上記の事柄が発生した場合、どんな取引しても危険だと思いますね。なので、戦術を駆使しても被害大で?、その時は、戦略的に大きな決断をしなければならないと思います。
- 今まで銀行任せの投資だったので、今年は自分でも調べて応援したい株を探してみたい。100株から買える株から初めて、株主優待の楽しそうな株を買ってみたい。株主優待の様な、お楽しみがあると株に親しみが持たれて応援したくなると思う。
- 景気の先行指標で有る株式相場を見た場合、まだまだ伸び代は有ると感じている。成長性が見込まれる割安銘柄は数多く存在している。銘柄を絞り長期投資をスタンスとすれば必ず利益確保は可能だと思います。
- ずっと高いままだと購入しにくいので 時は安くなってもいいと思う。 日経レバレッジは日経平均で価格が決まるので 安くなった時に購入してそのまますぐに利益を乗せた価格で指値して放置できるから楽。
- 急激に乱高下する事もないと思うが、大きく儲けようとせず、安定した銘柄を育てる積りで長中期保有したいと思っている。後は分散投資で、1銘柄に偏らず、多くの銘柄に投資したい。
- トランプの鶴の一声で株式市場は動くと思う。また、パウエル議長の利下げ発言次第で米国株相場は上がるが、乱高下はあるものの軒並み12月頃には史上最高値を更新すると思う。
- 今後も一時的な下げがあると思うがあくまでも短期的なものであり長い目で見ればホールドしていて大きく損する相場にはならないのではないかと思う
- 今後の世界の覇権がアメリカから、別の国になる可能性があるので、アメリカの動きで左右される会社や投資信託から、幅広い視点で考えようと思う。
- 一般市民には今後の見通しは読めないと半ば諦めている。リスクをなるべく減らし、長期的に考え、分散しながらコツコツと積み立てていきたい。
- いつどこで戦争が起こるか分からない状態では株価の予想がつきません。長期の投資を目指しているので落ち着いて対処したいと思ってます。
- イスラエルの戦争や台湾への中国侵攻の可能性など、株価の変動が予測できないことが増えそう。 とりあえず今は保持しておくだけ。
- 今はそれなりに好調だが、今年の後半はレンジ相場が続くと思います。そのため、欲しい銘柄を下がった時に保有したいと思います。
- トランプ大統領の言動や戦争の動向次第で大きく下落する場面があると思うが、方針を変えることなく続けることだけを意識したい。
- 値下がりは嫌だけどもう少し下がって大きく値上がりするのに期待したい かなり値下がりしたら積み立て額をもう少し増やしたい
- 株高基調は続くのではないか。 ただ、地政学的なリスクやトランプの動きで暴落の懸念も無いではない。 暫く静観するつもり。
- これまでと変わらず貪欲になりすぎず、できるだけ細かく利確していきたい。損切をどうするかは未だ方針がしっかりしない。
- 老後資金として損がないようにと願っている。安定を一番に考えているため今の投資信託をそのまま経過を見ていきたい。
- 今は好景気らしくほぼ順調ですが、状況をつかめるかどうか分かりませんが怪しいと持ったら手放したいと思っています。
- ビットコインの値上がりがあるといいなとおもう。一時NISAに影響されていたが株式市場と関係しているのだろうか
- 2025年6月27日日経平均株価が4万円を上回ったので少し明るい気持ちになっている。このまま上がってほしい。