【個人投資家800人調査】株式投資の学習実態 大きな利益を出す人は学びにもお金を使っている


2024年は株式投資にまつわる話題が多く、同時に、株式投資の学習に関する情報も目にする機会が増えました。書店には株本のコーナーが増え、株式投資に関するセミナーや勉強会の広告も随所で掲載されています。

では実際に、個人投資家はどれくらいお金をかけて株式投資を学んでいるのか。また、その効果のほどは?

株の学校ドットコムでは、全国の株式投資に取り組む20代~70代の男女800名に、株式投資に関する学習についてアンケート調査を実施しました。

若い世代ほど様々な教材で熱心に学んでいる

株式投資について学ぶために書籍・雑誌やセミナーなど有料の教材等を購入したことがあるかどうかについて、何らかの教材等を購入したことがあると答えた人は、全体で62.8%でした。

具体的にどんなもので学んでいるのか、また、世代によって学習に違いがあるのかを見てみると、意外なことに、若い世代のほうが積極的に学んでいる実態が見えてきます。

株を学ぶために購入したことのあるものについては、「新聞・雑誌」「書籍」がどの年代でも4割を超える回答率ですが、その他の項目については20代~30代の回答率が高く、年代が上がるにつれて数字が低くなる傾向があるのです。

若い世代ほど様々な教材で熱心に学んでいるという調査結果は、昨年行った調査でも同様に見られました。

《参考記事》Z世代は20万円以上も当たり前? お金をかけて学ぶ若い投資家と、誰とも話さないベテラン投資家

さらに、教材等を購入した金額についても聞いてみました。するとここでも、若い世代の株の学習に対する熱心さが浮き彫りになります。教材等の購入に20万円以上を使ったと回答した人の割合が最も高いのが20代、次が30代という結果となりました。

ここからも、若い人ほど積極的にお金を使って、株式投資の学習に励んでいる実態が見えてきます。

お金をかけて勉強している人ほど利益額も大きい

今回の調査では、株式投資の累計損益についても回答してもらいました。そして、上の質問で何らかの有料教材等を購入したことがある人と回答した人の累計利益を見てみると、何も購入したことがない人よりも、利益額が大きくなっていることがわかりました。

具体的には、累計1000万円以上の利益を得ている人の割合が、何も購入していない人では7.3%しかいないのに対して、教材を買って学んだ人では19.0%と、2倍以上の数値となっています。500万円以上~1000万円未満の利益を得ている人で比べても、2倍の差が出ています。

何らかの教材等を購入したことがある431人については、購入金額の大きさによって、利益に顕著な差が見られました。累計1000万円以上の利益を得ている人の割合を比較すると、教材等の購入額が20万円未満の人では15.1%なのに対して、教材に20万円以上を使った人では27.8%まで増加します。

株式投資に取り組む前に学習への自己投資を

株式投資の学びについての今回の調査では、20代・30代ほど積極的にお金を使い、様々な教材で熱心に勉強していることがわかりました。もちろん、書籍・雑誌だけでなく、ウェブサイトや動画、セミナーといった学びの場の種類が増えたことも一因でしょうが、それでも意外な結果と言えるのではないでしょうか。

また、何も購入したことがない人よりも、株式投資について学ぶために教材等を購入したことがある人のほうが累計の利益額が大きくなっており、なかでも20万円以上の自己投資をしている人は、さらに利益を大きくすることに成功しているようです。

今回は投資歴との集計はしていませんが、しっかりと学んで実践すれば、ある程度の資産を築くことができるということが、この結果から見えてくると言ってよさそうです。

2024年から新NISAがスタートし、新しく株式投資に取り組む人も増えています。昨今はYouTubeをはじめ、様々な媒体で株について無料で学ぶこともできますが、情報があふれていることで本質を見失い、かえって混乱を招いたり、誤解をしてしまったりする人も少なくありません。

こうした環境の変化の中にあって、「株の学校ドットコム」では、株式投資の本質的な学びを提供するための取り組みを⼀層推し進め、ひとりでも多くの個⼈投資家の資産形成に寄与する努⼒を続けてまいります。

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