20代では約6割が「8万円以上」を予想し、最も慎重だった50代の2倍超。一方で、10人に1人は「3万円以下」への急落を警戒
オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」(運営会社:株式会社トレジャープロモート、東京都千代田区、代表取締役社長:瀬川 丈)は、全国の個人投資家800人を対象に、「2026年下半期の株式投資に関する意識調査」を実施しました。
その結果、日経平均株価は今年中にさらに上昇すると回答した人の割合は全体の7割近くにのぼり、個人投資家のおよそ3人に2人が、年内の着地点として7万円を超える水準を見込んでいることがわかりました。一方で、「3万円以下」まで下がるという予想も1割を超えており、先行きに対する見解は大きく分かれています。

【主な集計結果】
- 日経平均株価の年内予想は「上昇派」が67.3%
- 最多予想は「75,000円」。次いで「80,000円」、「10万円以上」
- 「8万円以上」になると予想する人は全体の39.4%
- 全体の10.4%は「3万円以下」への下落を予想
- 20代は58.9%が「8万円以上」を予想。最も低い50代(27.7%)の2倍超
【調査概要】
- 内容:2026年下半期の株式投資に関する意識調査
- 対象:全国の株式投資に取り組む個人投資家
- 人数:800人(男性399人、女性401人)
- 期間:2026年7月1日
- 方法:インターネット調査
- 主体:株式会社トレジャープロモート
【本調査の集計データ】
※「株の学校ドットコム」では個人投資家を対象としたアンケート調査を継続的に実施しています。詳しい集計データや過去の調査結果などはこちらをご参照ください。なお、本調査について記事等に引用いただく際は「株の学校ドットコム」へのリンクを設定いただけますと幸いです。
3人に2人が「まだ上がる」と予想。最多は「75,000円」
株式投資に取り組む全国の800人を対象に「日経平均株価は今年中にいくらまで上がる、もしくはいくらまで下がると思いますか?」と尋ねたところ(1,000円刻みの選択式)、最も多かったのは「75,000円」の12.6%でした。次いで「80,000円」の9.9%、「10万円以上」の6.3%という結果でした。
調査日の日経平均株価の終値は70,475円で、これを上回る71,000円以上の値を回答した人は全体の67.3%にのぼりました。個人投資家のおよそ3人に2人が、年内のさらなる上昇を見込んでいることになります。さらに、ここから1割以上の上昇となる「8万円以上」を予想した人は39.4%と、4割近くを占めました。
その一方で、「5万円以下」まで下がるという回答は16.9%、半値をさらに下回る「3万円以下」という回答も10.4%にのぼりました。高値圏で推移する相場をなお強気に見るか、それとも、この先の大幅な下落(調整)を警戒するか──個人投資家の見方が二極化していることがうかがえます。

若い世代ほど「強気」。20代の中央値は「89,000円」
この結果を年代別に分析してみると、若い世代ほど今後の相場展開に対して「強気」であることがわかりました。年内の日経平均株価「8万円以上」を予想した人の割合は、20代で58.9%、30代で55.2%と、いずれも過半数を超えています。最も低かったのは50代の27.7%で、20代とは2倍以上の差があります。
各年代の回答の中央値(半数がそれ以上と答えた水準)を見ても、40代~70代以上が「75,000円」、30代が「80,000円」だったのに対し、20代は「89,000円」と突出した数値となりました。さらに、「10万円以上」にまで上昇すると回答した人の割合も、20代が最多(10.7%)でした。

相場観の違いは“過去の記憶”のせい?
同時に実施した「2026年上半期の株式投資に関する意識調査」では、今年これまでの成果について「大きく稼げている」と回答した割合は20代が最も多く(20.5%)なりました。近年の上昇相場の恩恵を受け、自分の想定以上の利益を手にできていることが、先行きに対する強気姿勢につながっているのかもしれません。
その一方で、ITバブル崩壊やリーマンショックをはじめとする数多の暴落を経験してきた世代にとっては、必ずしも上昇一辺倒にはならない相場の怖さを痛感しているだけに、弱気が顔をのぞかせてしまうのではないでしょうか。
強気派は「円安・海外マネー」、弱気派は「実体との乖離」
個人投資家たちは、具体的などんな視点から今後の相場を展望しているのでしょうか? 予想の理由を自由記述形式で回答してもらった内容からは、「円安・海外マネー」に期待を寄せる強気派と、「実体との乖離」を警戒する弱気派、それぞれの相場観が見えてきます。
※回答の一部を抜粋(原則として原文ママですが、プライバシー保護の観点から適宜表現を修正しています)。
【強気派の声】
- 「今、勢いよくあがっているため早めに上がるのも時間の問題」(25歳・男性/予想:10万円以上)
- 「最近はバブルがはじける直前のような感じがする。株価も行くところまで行くと思う」(62歳・男性/予想:99,000円)
- 「ここまでの上げ相場は半導体関連中心なので中東情勢が完全に落ち着いて全体的に株価上昇が始まらないと10万越えは難しいのでは」(57歳・男性/予想:85,000円)
- 「日本株はまだ割安感がある。円安も続いているので、海外投資家はまだ買うと思う」(57歳・女性/予想:80,000円)
- 「半導体市場が過熱しているため、75,000円くらいにはなりそうですが、それ以上は高すぎると感じます」(44歳・男性/予想:75,000円)
【弱気派の声】
- 「米国株が買われ過ぎの傾向にあるため、この先下落する気がして、それに連動して日本株も下落すると思う」(56歳・女性/予想:68,000円)
- 「このまま上がり続けるわけないと思います。アメリカに比べ調子よすぎますし、内容が伴っていないので」(61歳・男性/予想:65,000円)
- 「今の株価の根拠がわからない。ということは今の株価は作られたものということで、いずれ剥げ落ちる」(79歳・男性/予想:45,000円)
- 「異常なほどに上がりすぎているため、希望的観測も兼ねています」(51歳・男性/予想:35,000円)
- 「実体のない上げ幅は、諸刃の剣ともいえるものです。円安への不安もありますが、反する物価高なども、徐々に不安定な先行きを考えざるを得ません」(70歳・女性/予想:33,000円)
重要なのは「どちらに動いても」いいように備えること
今回の調査で、個人投資家のおよそ3人に2人が日経平均株価の年内のさらなる上昇を見込み、4割近くが「8万円以上」を予想していることがわかりました。史上最高値を大幅に更新した2026年上半期の相場が、投資家心理を強気に傾けているようです。
その一方で、1割を超える人が「3万円以下」という大幅な下落を予想しています。同時に実施した調査では、株式投資に対するストレスが過去最高水準にあることもわかっており、強気と弱気が同居する個人投資家の複雑な心理がうかがえます。
当然ながら、今後の株価の行方については「予想」の範囲を超えることはなく、上昇するか、下落するか、あるいは横ばいか、それを事前に知ることは誰にもできません。大切なのは予想を「当てる」ことではなく、どちらに動いても冷静に対応できるよう、自分の許容できるリスクを把握し、適切な資金管理をしておくことです。
株の学校ドットコムでは、株式投資による資産形成を目指すすべての人が、自身の目的にあった最適な方法を学び、適切なリスクを取って利益を積み重ねることができるよう、これからも「本質的な学び」の提供と情報発信に努めてまいります。
【関連プレスリリース】
- 上半期の振り返り:個人投資家の52%が「稼げている」。一方で、株式投資に対するストレス度は過去最高水準に
- 2026年相場の展望:個人投資家の予想は「横ばい」が最多。上昇派は下落派の約2倍。日経平均「55,000円」予想が多い一方、プロは「それ以上の上昇ペース」も想定(昨年12月の調査内容)


