つまり持ち金は100万円の10倍の1000万円。

あなたは、この1000万円を全て使って、株価1000円の株を1万株、1000万円分買ったとします。

次の日、株価が100円下がり、1000円から900円になりました。10%の下落です。

このくらいの下落であれば普通に起きることです。

株価900円ですから、あなたの資産は1万株×900円=900万円になりました。

すでに、あなたの100万円が一日で消えています。

レバレッジを使わずに、手持ちの100万円分だけで株を買ったとしたら、10万円の損失で済んだのに、10倍の損失です。

10倍のレバレッジをかけているのですから、当然ですが。

「一日で10%落ちて900万円。明日一日で10%上がれば元の1000万円だろう?」

と思いがちですが、この時点で既に間違いです。

900万円が10%上がっても、990万円にしかなりません。つまり、同じ上昇率では、元には戻らないのです。

そして、さらに次の日も10%下がったとします。

株価810円、あなたが持っている資産は810万円に目減りします。

あなたは自分の100万円だけではなく、友人の90万円も消失させたことになります。

さらに次の日、一気に20%の下落がおきました。

株価650円、あなたが持っている資産は650万円。

しかし、この資産は見せかけで、実際のところは純資産ゼロ、そして債務超過250万円となっているのです。

そのような中、もし友人から「やっぱりお金、返して」と言われたら、どうしましょう?

あなたは900万円借りてきて、現在の株価は650万円。あなたの元本は消え、さらに友人からの借金を返すためには、250万円足りません。

さらに、まだ株を持っているあなたは、売らなくては現金が戻ってきません。あまりの急落だったため、買い手がつかずに更に下落する株価。

さあ。どうしましょう?

「あー・・・無理だ・・・」

これがレバレッジの恐怖です。

あまり気持ちの良い話ではないですよね。でも、ここではレバレッジの恐怖をわかってもらいたかったので、あえてこのような話を出してみました。

株でレバレッジを10倍にすることは通常出来ませんが、FXでは25倍、場合によっては(法人口座)では400倍などというレバレッジを効かせる事もできます。

レバレッジの持つプラス面とマイナス面を理解して利用する分には、とても有用なものですが、文字通り「諸刃の剣」だということを充分理解して利用しましょう。

ただ単にレバレッジの倍数に惹かれて取引する方は、初心者か、あるいは相当のプロ以外はいないはずです。

「諸刃の剣」という表現をしましたが、ではそれが利益に繋がった場合はどうなるのか?


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レバレッジに潜む危険とは・・・



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