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現役プロトレーダー講師コラム 2020年2月25日
NYダウが1031ドル下落

株の学校ドットコムの窪田です。

先日(2020年2月24日)NYダウが1031ドル下落しました。
それを受けて本日(2月25日)日経平均は781円安(-3.34%)
となりました。

マーケットはいつも行き過ぎることがあるため、
また、NYダウが1000ドル以上下落することは
あまりないため緊急でメールを書きました。

最初に結論を言います。

まず、今回の下落に関してパニックになる必要は
ありません。

このパニック的な暴落は長く続かないと考えています。

ただし、今後半年から1年程度時間をかけて
下降トレンドになっていく可能性もあります。


ありますが

しっかりと個別銘柄の動きを見て
上昇すれば買い
下落すれば売り
わからなければ様子見
これをするだけで十分に対応できます。

しっかりと
「現在のポジションの確認」
「買いの準備」
「空売りの準備」
この3つをしておいてください。

マーケットも、新型ウイルスも、パニックになったり
悲観しすぎたりすることなく
粛々とやるべきことをやるようにしてください。

もちろん、健康管理も。


それでは、今後どういうように
考えていくのがいいのか?

現時点での考えを2つのポイントから
お伝えします。


1.短期的にすべきこと
2.2020年を通して中長期的にすべきこと


1.短期的にすべきこと

上記でお伝えしたとおり、パニックになる
必要はありません。

保有銘柄がロスカットすべき水準まで
来たらロスカットする。

反発狙いのトレードルールがあるのであれば
ルール通りにトレードする。

あなたが、普段から行っていることを
繰り返せばよいだけです。

ダウや日経平均が大きく下落したからと言って
やることが変わるわけではありません。


また、

もし、あなたがまだトレードをやっていなくて
勉強中という場合、逆にこういった状況は
大きなチャンスとなります。

稼ぐチャンスというよりは、
「マーケットはこんな動きをするのか」
という学びのチャンスになります。


長くマーケットにいるとわかってくるのですが、
往々にして将来の希望は楽観しすぎて株価はバブルになります。

先がわからない不安は悲観しすぎて売られすぎる傾向にあります。

もちろん、感染症を軽く見るわけではありませんが、
株価というのは「常に行き過ぎる」傾向があります。

そういったことを冷静に分析できるようになりますし、
トレードだけではなく病気に対しても冷静に
対処できるようになります。

ニュースやネットの根拠のない不安を煽るような記事に
振り回されることなく現状を事実ベースで
しっかりと把握するようにしてください。

恐怖の根拠が見えてきますし
それがわかればトレードのチャンスも
見えてくるようになります。

短期的にすべきことをまとめると
すでにトレードをしている人は
パニックにならず、ルール通りにトレードをする。

勉強中の人は、学びのチャンスだと割り切って、
マーケットを観察する。

決して、無理にトレードをする必要はありません。
現状をしっかりと把握して、あなたの
行動にいかしてください。

2.2020年を通して中長期的にすべきこと

現状をみていると、多くの企業に影響がでています。
実際に決算発表時にアナウンスしている企業もあります。

すぐにパニックになる必要はありませんが、
今後下降トレンドになる可能性は十分に
考えておく必要があります。

各種イベントや展示会、旅行などが中止になったり
お店やレストランに行く人が減り、
消費が落ち込んでいます。

また、工場で作られる様々な商品の生産、
物流がすでに滞おっています。

あらゆるメーカー、物流、小売、旅行サービス業などの
企業業績は悪化するでしょう。

また他にも影響が出るでしょうから、
関連企業の株価が下落する可能性は大きくなったと
考えておくほうがいいでしょう。

ただでさえ消費税増税で消費が落ち込んでいるところなので
企業によっては大きなダメージがあるかもしれません。


ですが、

逆に、現在伸びている企業もあります。

予防や医療関連企業
リモートワーク(会議システム)や
業務効率化のソフト販売やゲーム、動画などSARSのときにも流行った
「巣ごもり消費」関連など。

他にも今後、停滞する企業と伸びる企業が
続々出てくるとおもいます。


とはいえ、

先程言ったような
予防や医療関連企業、リモートワーク(会議システム)や
業務効率化のソフト販売やゲーム、動画などSARSのときにも流行った
「巣ごもり消費」関連などを単に買えばよいという話では
ありません。


注目をしながら、

トレーダーであるあなたは
単に、これらの銘柄群であれば、
いつでも良いから買えば良いという話では
無いのです。 


こういったことを頭に入れた上で、
トレーダーとしてやるべきことをやるのです。

発想力をあげてなにかする必要もありません。

やるべきことは、
チャートを日々見て、
買われている銘柄を買う。
売られている銘柄を売る。

なぜ強いのか。買われているのか。
なぜ弱いのか。売られているのか。

それを考えるのではなく、
「買われている」という現象を「見つけて」「買う」
「売られている」という現象を「見つけて」「空売りする」
ということです。


このように、


目の前の株価から判断して行動するということ
を繰り返していれば、自然と現在のような荒れた状況でも
利益があげることができるのです。


2020年を通して中長期的にすべきことをまとめると
企業業績の悪化を視野に入れつつ、強い銘柄を見つけたら
タイミングを図って買う。

売られている弱い銘柄を見つけたらタイミングを
図って空売りするということです。

ぜひ、冷静に対応をしていってくださいね。

それでは、ありがとうございました。

株の学校ドットコム
講師 窪田 剛

・追伸

ここからは個人的なことなのですが、
今回の新型ウイルスの影響は、私の周りでも
やはり大きいです。

実は、個人的に直接投資しているホテルや飲食店が
結構大変なことになっている現状があります。

でも、だからこそ、私自身はトレードで稼げる
スキルを磨いておいて、本当によかったなぁと
実感しています。

というのも、

家でトレードをしていれば感染症にかかるリスクは
小さくてすみますし、トレードで稼いでいるからこそ、
こんなときに投資先の人たちを救うこともできます。

どこでも出来るトレードで稼ぐスキルを磨き続けているおかげで
パニックにならず、冷静に事業を見ることもできるし、
冷静に事業を見れる環境があり、さらにマーケットでも
冷静な判断ができる。

トレードから始まっていろんなことをやらせてもらっていますが
それが巡り巡ってトレードに活きてきていると
改めて感じました。

もちろん、今回のような事態は無いほうが
良いに決まっています。


しかし、

実際には色々と起きてしまっている現状はあります。

ですから、

あなたも、起きていることから目を背けずに、
冷静に事態に向き合っていきましょう。

まだまだ先が見通せなく、不安ばかりが
募る場合もあるかも知れません。


しかし、

冷静に現状の把握をして、
手洗いやうがいなど、健康にいつも以上に
気をつけてください。


健康あってこそのトレードです。

その上で、スキルを磨き続けてください。
あなたの健康とトレード技術の向上を
心より祈っています。

※本コラムは、株の学校ドットコム 無料講座受講者に配信したメールをもとにして掲載しております。



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